会津3庭園の1つ 可月亭庭園
やってきました福島県会津若松市。
ここは、会津3庭園と言われる庭園の1つ可月亭庭園です。

この庭の原型は鎌倉時代から桃山時代にあったとされて、江戸時代に目黒浄定という庭師によって作られたとされています。この目黒浄定というのはかの有名な小堀遠州のお弟子さんらしい。

可月亭庭園は可月亭庭園美術館のなかにあり、そこには庭園と美術館、カフェがあります。

美術館の絵はお庭を見に来たという本題を忘れるほどの絵が並んでいます。東洋の要素が入った照明も素晴らしかったです。

カフェからは、

このように可月亭庭園を眺めながらおいしい飲み物とケーキが楽しめます。
会津3庭園
ちなみに会津3庭園というのは、この可月亭庭園と御薬園と攬勝亭(らんしょうてい)です。ところが、攬勝亭は住宅地になってしまって、今は見れなくなっているそうです。誰か攬勝亭を維持してくれる方はいないのでしょうか?貴重な庭園がなくなっていくのは寂しいことです。この可月亭庭園も維持、保存していくのが大変であるとオーナーさんが話されていました。歴史ある貴重な庭園に皆さんが関心をしめしていただき、みんなで保存していけたらと思います。
可月亭庭園
可月亭庭園は大小2つの築山と心字池、流れなどから構成されています。

この石は池沿いに据えられた礼拝石です。

この礼拝石からの眺めです。護岸を低く組んでいるのが特徴です。庭にさらに遠くを意識させるような感じもします。

この礼拝石の眺めの遥か向こうが気になりました。
地図で調べると、この方向の向こうには日光東照宮があります。
日光東照宮というのは、江戸幕府を開いた徳川家康が神様としてまつられています。このお庭は会津藩が作られたお庭。会津のお殿様や松平容保(会津戦争のころのお殿様)はこの礼拝石に乗られ、遥か日光東照宮に手お合わせられたのでしょうか?

これがお庭正面の流れです。奥に遠山石を置くなどして、非常に遠近感、長い流れを演出しているようです。

右側にある流れです。滝組がされていて先ほどの緩やかな流れとは違います。

このようにかわいい灯篭がたくさんありました。かつてのオーナーのコレクションだそうです。
私はこの月の灯篭が気に入りました。
驚いたのはこの松です。
写真ではわかりにくいですが、手前に葉っぱが写っていますが、根本は写真の奥のほうにあります。幹が延々と這ってきて葉っぱをつけています。

こんな感じで皮だけの幹で、根っこと葉っぱをつないでいます。

なんとも凄い姿ですね。
長く維持された歴史あるお庭だからの光景です。
(2024年12月に見学)
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