永保寺のイチョウ
虎渓山永保寺
虎渓山永保寺に行ってきました。岐阜県多治見市にある臨済宗南禅寺派のお寺で、虎渓山は「こけいざん」と読みます。その名前は景色が中国廬山の虎渓に似ていることに由来しているそうです。

この禅寺は1313年、土岐氏の招きで夢窓疎石によって開創されました。夢窓疎石は歴史的に有名な作庭家でもあり、永保寺には国指定の名勝である壮大で美しい池泉庭園=永保寺庭園があります。
その永保寺の中に大きな大銀杏があります。
樹齢700年の巨木 永保寺のイチョウ

これがその大銀杏の永保寺のイチョウです。多治見市の保存木になっています。
表示によると樹高が25.5m、枝張りが21.2m。
開山の時に植えられたという事から、樹齢が700年と推定されている。

古木で巨木。しかも、目立った痛みはありません。

堂々の貫禄です。
この永保寺のイチョウは下の地図のように永保寺庭園とは少し離れたところにあり、夢窓疎石の作った頃には、このイチョウはお庭の一部にはなっていなかったように思います。

夢窓疎石の庭の一員 永保寺のイチョウ
これが今現在の夢窓疎石の作った永保寺庭園の眺めです。

さすが天才の夢窓疎石。うっとりいい眺めです。
矢印の木が永保寺のイチョウです。堂々とお庭の一部になっています。カッコいいですね。夢窓疎石がこのイチョウを想定していたか分かりませんが、今このイチョウがあるとないのでは、お庭の趣も違うと思います。
終わり
(令和6年8月に見学)
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