地域で長く親しまれてきた桜の木が「倒れるかもしれない」と伐採の検討に入った——そんなご相談をいただきました。 しかし、見た目だけで危険と判断することはできません。樹木医による精密な診断を行うことで、本当に伐採が必要なのか、それとも適切な処置で残せるのかを正しく見極めることができます。 大切な桜を守りたい方へ、今回の診断事例をご紹介します。

本当に切る必要があるのか?

伐採する計画の桜 地域に愛されている桜

京都市の桜です。

毎年地域の方々を楽しませている立派な桜です。

こんな立派な桜は植えられません。

この桜の根本付近です。太い幹です。こんな桜は植えられません。この場所で育ったからこその桜なのです。

この桜を切るという計画が上がっています。理由は、「倒れたら危険」という事です。

危険木診断で「本当に切る必要があるのか」を見極める

地域の方々に長年親しまれてきた一本の桜。 「倒れたら危険だから伐採する」という計画が持ち上がり、心を痛めた住民の方からご相談をいただきました。この桜この場所で自然に育ち、地域の方々と共に歴史を重ねてきた大切な木です。 「本当に切らなければならないのか?」という疑問は当然のことだと思います。

このような立派な桜は新たな桜では代役は務まりません。だからこそ、伐採の前に「本当に危険なのか」を正しく判断する必要があります。

■ まず確認すべきは「倒木リスクの有無」

倒れる可能性が高く、周囲の人や建物に危険が及ぶ木を危険木と呼びます。 そして、その危険性を調べるのが 危険木診断 です。

危険木診断では、

  • 幹の空洞化
  • 根元の腐朽
  • 傾きの進行
  • 枝折れのリスク

などを総合的に評価します。

「危険木ではない=絶対に倒れない」ではありませんが、 危険度が高いか低いかは判断できます。

■ 精密診断:レジストグラフによる内部調査

レジストグラフを使っての検査。

今回の桜は、根元付近の幹が太く、外観だけでは判断が難しい状態でした。 そこで、レジストグラフ(精密機器)を使用して内部の状態を数値化。

レジストグラフでは、

  • 幹内部の空洞の割合
  • 腐朽の進行度
  • 健全な木部の厚み

が分かります。

この結果、 「危険木とは言えない」=伐採の必要性は低い という診断に至りました。

■ 結論:伐採ではなく「適切な処置」で桜を守れる

診断書には、

  • 危険木ではない
  • 剪定など一定の処置を行うことで安全性を高めること。

と記載しました。

桜は無事に残されました

「倒れたら危険だから伐採する」という計画は撤回され、長年地域を見守ってきた桜を、 「切る」ではなく「守る」ことになったようです。

樹木医としてお伝えすること

桜に限らず、 「倒れそうだから切るしかない」と言われた木でも、 診断してみると伐採が不要なケースは少なくありません。

  樹木医 松井裕之


■ 京都・関西で桜の診断・治療をご希望の方へ

桜は特にデリケートで、 誤った剪定や過度な伐採が寿命を縮めることも多い樹種です。

  • 危険木診断
  • レジストグラフ調査
  • 桜の専門的な剪定
  • 適切な管理
  • 樹勢回復のご相談

京都・大阪・奈良・滋賀・兵庫・岡山・和歌山・三重・愛知・岐阜・香川・徳島など、
関西広域で危険木診断を行っています。

「本当に切らないといけないのか」 「残せる方法はないのか」 と悩まれている方は、どうぞお気軽にご相談ください

  

 

桜の治療のページhttp://sakura-rarara.com/index.html

樹木医のホームページhttp://www.matui-jyumokui.com/

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